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誰にも知られたくないフランスの事② [日常]

私の苦虫をつぶした表情を見て、巻き髪のマダムはいいました。

「すごく嫌そうな顔なんだけど…」

「嫌ですよ、語学と名のつくものはニガテなんで」

そうするとマダムはテーブルの上にある紙ナフキンにサラサラと何かを書いて
私の方に差し出しました。

「先生これは。。。小テストでは」

小さな白い紙には左に日本語、右にフランス語が書いてある。
昔あったコンピューター大作戦(関西限定?)のカップル成立みたいに
線で結ぶものだ。

「牛乳ぐらいしか分かりませんよ」
乾いた笑いを浮かべつつ、消去法で単語を結びつけていく。

最後はわからなかったが適当に結んだ。

そしてマダムのほうへ返した。

(つづく)
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